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沖縄、恩納村、瀬良垣のある小さなとしたダイビングショップ
少人数でツァーや講習など 体験ダイビングは午前一組、午後一組開催

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最初に

恩納村全域及び瀬良垣水域で観察/同定されたウミウシの紹介である。
内容や情報などは筆者及びそのお客様による資料であり、実際の観察記録に基づく雑感を主体としている。
尚、学名や和名、種などに関する言葉及び名称は下記書籍より引用させて頂きました。
●小野篤司氏著作『沖縄のウミウシ』(株式会社ラトラズ発行)
●中野理枝氏著作『本州のウミウシ』(株式会社ラトラズ発行)
●西村三郎氏著作『海岸動物』(株式会社保育社発行)
撮影者は筆者である中塚秀樹によるものであるが、現在2枚はお客様の撮影である。
は行 ヒメヤカタガイ Misato Hosoda(2011年6月3日撮影)
か行 キャラメルウミウシ Yoshiaki Ebara(2011年4月30日撮影)
ウミウシの掲載は現在、和名順となっています。
尚、各ウミウシに関する学術的表記などは上記に示す各氏の著作をご覧頂きたい。
『恩納・瀬良垣のウミウシ』は地域性を重視し、一地元ダイバーとしての目線での表現にこだわっております。
この地域のウミウシと他の地域のウミウシとの比較もさることながら、地元に生息しているウミウシを広くご紹介する事を主眼としています。
従って生息環境や観察水深、観察時期、観察ポイントなどは恩納・瀬良垣での実際観察潜水のみを元に構成されています。
又、私的雑観は私の率直な意見、感想として記しております。
恩納・瀬良垣へお越し頂き、そして潜って頂き、且つウミウシを楽しんで頂ける一助となればと考えております。
因みに全体的な出現個体数及び種数から言えば毎年4月~6月頃が恩納・瀬良垣では一番多く観察できる時期である。
今以降もじわりじわりと新しい個体の観察や撮影を行っております。
しかしながら一人で全てをやれるものではなく、お客様皆様のご協力をこれからも一層宜しくお願い致します。

中塚 秀樹

<恩納・瀬良垣での生息環境>
<観察水深>
<観察時期>
<観察ポイント>
<私的雑観>

●恩納村水域全般を対象とするが、特に瀬良垣水域をメインとして潜水している。
●2015年11月から更に調査品目を加え、旧暦などの要素も加える。
●私的雑感を更に増やす。
●和名→〇種〇は前述図鑑より抜粋
●和名→〇(数字)は当著者の区分け。幼態たCVなどの私的雑感による。閲覧者が確認し易い。

あ段-10個体

aofuchikisewata.jpg

●アオフチキセワタ
●アオミノウミウシ科 1種 9
●アカテンイロウミウシ
●アカフチミドリガイ
●アカボシウミウシ1
●アカボシウミウシ2
●アカホシコヤナギウミウシ
●アデヤカミノウミウシ
●アラリウミウシ
●アンナウミウシ

い段-4個体

igaguri-umiushi.jpg

●イガグリウミウシ
●イズミミドリガイ
●イチゴミルクウミウシ
●イロウミウシ 1種

う段-3個体

wiran-ibo-umiushi.jpg

●ウィランイボウミウシ
●ウスフジイロウミウシ
●ウデフリツノザヤウミウシ

え段-1個体

enjiiro-umiushi.jpg

●エンジイロウミウシ

お段-10個体

ooera-kinuhada-umiushi-1.jpg

●オオエラキヌハダウミウシ1
●オオエラキヌハダウミウシ2
●オオクロネズミ
●オオコノハミノウミウシ
●オキナワキヌハダウミウシ
●オトヒメウミウシ
●オハグロツバメガイ
●オレンジウミコチョウ
●オレンジサメハダウミウシ
●オンナソンウミウシ

恩納/瀬良垣で同定したウミウシ・あ行

アオフチキセワタ

aofuchikisewata.jpg<恩納・瀬良垣での生息環境>
岩礁域、砂地など、生息範囲は大きい。活発に移動する事からもその大きさが想像できる。
<観察水深>
-5m~-30m
<観察時期>
5~6月頃に多い
<観察ポイント>
瀬良垣アウトリーフ・ナカユクイ・クロスラインなど
<私的雑観>
側足や外套膜などに砂をまとっている場合が多く、キレイに写真としておさめるには”運命的な出会い”が必要。
手で砂を取るなどといった暴挙には出て頂きたくない。
滑らかな表面の光沢も美しい。

アオミノウミウシ科 1種9

aominoumiushi-1-9-.jpg<恩納・瀬良垣での生息環境>
リーフエッジ近く、岩礁域
<観察水深>
-8mまで
<観察時期>
5月
<観察ポイント>
瀬良垣アウトリーフ
<私的雑観>
写真の個体は5mm未満。水底に張り付いて探さないとなかなか肉眼で捉えられない。
触角、口触手、腹足などの色彩がもっと暗色なものもいる。
瀬良垣では写真のような淡色系の方が見られる確率が高い。

アカテンイロウミウシ

akateniroumiushi.jpg<恩納・瀬良垣での生息環境>
潮が当る岩礁域に多い。リーフエッジや壁面。浅場の岩など。
<観察水深>
-2m~-25m
<観察時期>
1~7月頃
<観察ポイント>
コーラル・オーバーヘッドロック・ミニドリーム・顔面ホール・恋人岬・瀬良垣アウトリーフなど
<私的雑観>
平成23年度は大量発生と言っても良いくらいの出現率であった。派手でありとてもキレイなので体験ダイバーの方へも好評なウミウシ。
撮影する場合は、本写真もそうであるが、ホワイトバランスとストロボの調整をしないとキレイに撮れない。
何回もシャッターを押して頂きたいウミウシである。

アカフチミドリガイ

akafuchimidorigai.jpg<恩納・瀬良垣での生息環境>
サンゴ礁ガレ場や岩礁上、岩表面などに生息。礁原などにある岩上など。
<観察水深>
-10m以深では発見した事は無い
<観察時期>
2月~6月頃が一般的、7月でも発見例あり
<観察ポイント>
瀬良垣アウトリーフ・瀬良垣タッチュー・カサムトゥ・ダイヤモンドビーチなど
<私的雑観>
対象が5mm程度と非常に小さいのでチゴミドリガイと間違いやすいが、触角の先端が白くない事が判別の決め手。瀬良垣では赤い側足横の青緑色が繋がっているものや断裂しているものなど、これといって決まっていないようである。

アカボシウミウシ 1

akaboshiumiushi-1.jpg<恩納・瀬良垣での生息環境>
有節サンゴモやハネウミヒドラなどの繁茂している岩場などに多い。ドロップオフに続くエッジなど、潮が強く当る場所での観察は無い。
<観察水深>
大体-10m以浅
<観察時期>
12~6月頃
<観察ポイント>
ミニドリーム・顔面ホール・瀬良垣アウトリーフなど
<私的雑観>
コチラの写真は、アカボシウミウシの幼体。時期の早いタイミングであれば結構観察できる。
オオエラキヌハダウミウシによく似ているが腹足縁にあるラインや体表突起を観察すればすぐに識別できる。
食べるものによって見た目の色味が変わる場合があるが、概ね同じ体色が観察できる。

アカボシウミウシ 2

akaboshiumiushi-2.jpg<恩納・瀬良垣での生息環境>
有節サンゴモやハネウミヒドラなどの繁茂している岩場などに多い。ドロップオフに続くエッジなど、潮が強く当る場所での観察は無い。
<観察水深>
大体-10m以浅
<観察時期>
12~6月頃に多い
<観察ポイント>
ミニドリーム・顔面ホール・瀬良垣アウトリーフなど
<私的雑観>
通常観察できるのはコチラの写真。
オオエラキヌハダウミウシによく似ているが腹足縁にあるラインや体表突起を観察すればすぐに識別できる。
食べるものによって見た目の色味が変わる場合があるが、概ね同じ体色が観察できる。

アカホシコヤナギウミウシ

akahoshikoyanagiumiushi.jpg<恩納・瀬良垣での生息環境>
サンゴ礁縁側の砂地を移動している場合に観察している。又、岩礁域の壁面などでも観察例がある。
<観察水深>
-8m~-20m
<観察時期>
瀬良垣では夏場に観察されている場合が多い
<観察ポイント>
瀬良垣アウトリーフ・ナカユクイ・クロスラインなど
<私的雑観>
意外と移動する速度が速い。マクロレンズなどでピントをもってくる場合、移動方向に合わせてからのほうがやりやすい。又、背面突起が多いので更にピンがとりづらい。極めて美しいウミウシ。

アデヤカミノウミウシ

adeyakaminoumiushi.jpg<恩納・瀬良垣での生息環境>
ヒドラ、サンゴモ、ホヤ、カイメンの類などの群生する環境で生息。又、砂泥と礫、死サンゴなどが混じる水底。
<観察水深>
浅い場所であれば水深-2~-3m、深い場所での発見例は-25m
<観察時期>
毎年1月頃から5月頃まで観察
<観察ポイント>
山田ポイント・カサムトゥ・トシポイント・ナカユクイなど
<私的雑観>
色鮮やかなホヤ類やカイメン類と同じ場所に生息しているせいか、派手な色彩な割りに目立たない。
これも一種の擬態であろう。恩納・瀬良垣のものは背面突起が他の地域のものより細い。

アラリウミウシ

arariumiushi.jpg<恩納・瀬良垣での生息環境>
岩穴入り口付近や岩礁域、ガレ場の岩上や転石下など
<観察水深>
-2m~-25m
<観察時期>
11月~7月頃まで
<観察ポイント>
オーバーヘッドロック・ミニドリーム・恋人岬・瀬良垣アウトリーフなど
<私的雑観>
瀬良垣では普通種に近いくらいの数を観察できる。
10mm~15mm程度のものや背面の赤紫色がかなり薄い個体も多い。

アンナウミウシ

anna-umiushi.jpg<恩納・瀬良垣での生息環境>
リーフエッジや壁面などの岩礁域
<観察水深>
-15mあたりまでの観察例あり。しかし概ね浅所に多い。
<観察時期>
12月~7月頃
<観察ポイント>
コーラル・オーバーヘッドロック・ミニドリーム・ドリームホール・恋人岬・瀬良垣アウトリーフなど
<私的雑観>
この類のウミウシは水中での同定は慣れないと難しい。アンナウミウシの最大の決め手は背面青色部分の暗色細点。
瀬良垣では外套膜縁側にある黄色帯が消失し、白くなっている個体(ペイル・フォーム/淡色型)が多い。

イガグリウミウシ

igaguri-umiushi.jpg<恩納・瀬良垣での生息環境>
岩礁域、サンゴ礁域など
<観察水深>
-2m~-10m
<観察時期>
1月~6月頃
<観察ポイント>
岩礁域全般
<私的雑観>
あまり深くなるといない。
恩納・瀬良垣で頻繁に観察できる。

イズミミドリガイ

izumi-midorigai.jpg<恩納・瀬良垣での生息環境>
緑藻類上
<観察水深>
-10m前後
<観察時期>
通年
<観察ポイント>
クロスライン
<私的雑観>
いつも観察できる個体は5mm程度の大きさ。
体表面が砂で覆われている場合が多い。

イチゴミルクウミウシ

ichigomiruku-umiushi.jpg<恩納・瀬良垣での生息環境>
サンゴ礁、砂泥を含む
<観察水深>
-18m
<観察時期>
3月
<観察ポイント>
ナカユクイ
<私的雑観>
2006年3月に一度だけの観察。
以降は見かけない。

イロウミウシ 1種

iro-umiushi-1.jpg<恩納・瀬良垣での生息環境>
岩礁域、大深度、ガレ場
<観察水深>
-46m
<観察時期>
9月
<観察ポイント>
瀬良垣アウトリーフ
<私的雑観>
2006年9月に一度観察したのみ。
とても稀種。

ウィランイボウミウシ

wiran-ibo-umiushi.jpg<恩納・瀬良垣での生息環境>
岩礁域、サンゴ礁域など
<観察水深>
-10m~-30m
<観察時期>
ほぼ通年
<観察ポイント>
ドリホ・ミニドリ・瀬良垣アウトリーフなど
<私的雑観>
比較的深場に生息
あまり動き回らない

ウスフジイロウミウシ

usufujiiro-umiushi.jpg<恩納・瀬良垣での生息環境>
岩礁域など
<観察水深>
-5m~-15m
<観察時期>
ほぼ通年
<観察ポイント>
ミニドリ・瀬良垣アウトリーフなど
<私的雑観>
浅所で潮が通る水路などの壁面で観察

ウデフリツノザヤウミウシ

udefuri-tsunozaya-umiushi.jpg<恩納・瀬良垣での生息環境>
サンゴ礁域、ガレ場、遺棄物など
<観察水深>
-15m
<観察時期>
3月~7月
<観察ポイント>
山田ポイント
<私的雑観>
ロープ上に
とにかく少ない

エンジイロウミウシ

enjiiro-umiushi.jpg<恩納・瀬良垣での生息環境>
サンゴ礁域、ガレ場、遺棄物など
<観察水深>
-7m
<観察時期>
6月
<観察ポイント>
瀬良垣アウトリーフ
<私的雑観>
過去一度だけの出会い。2006年。
以降も以前も出会いは無し

オオエラキヌハダウミウシ 1

ooera-kinuhada-umiushi-1.jpg<恩納・瀬良垣での生息環境>
岩礁域、サンゴ礁域、砂地など
<観察水深>
-2m~-15m
<観察時期>
3月~8月
<観察ポイント>
ミニドリ・ナカユクイ・クロスラインなど
<私的雑観>
クロボウズを狙っているのを毎年ナカユクイで観察可能。

オオエラキヌハダウミウシ 2

ooera-kinuhada-umiushi-2.jpg<恩納・瀬良垣での生息環境>
岩礁域、サンゴ礁域、砂地など
<観察水深>
-2m~-15m
<観察時期>
3月~8月
<観察ポイント>
ミニドリ・ナカユクイ・クロスラインなど
<私的雑観>
クロボウズを狙っているのを毎年ナカユクイで観察可能。
クロボウズを喰っている場面。

オオクロネズミ

ookuronezumi.jpg<恩納・瀬良垣での生息環境>
岩礁域、ガレ場など
<観察水深>
-3m~-15m
<観察時期>
3月~6月
<観察ポイント>
瀬良垣アウトリーフ・ダイヤモンドビーチ・ツムギの城
<私的雑観>
あまり個体数は多いとは言えないが、エリア内でかたまっている場合が多く見られる。

オオコノハミノウミウシ

ookonoha-mino-umiushi.jpg<恩納・瀬良垣での生息環境>
岩礁域、砂地など
<観察水深>
-8m~-15m
<観察時期>
4月~9月
<観察ポイント>
オーバーヘッドロック・ナカユクイ
<私的雑観>
瀬良垣では大きな個体が確認されている。
斑紋はあまり密ではない。

オキナワキヌハダウミウシ

okinawa-kinuhada-umiushi.jpg<恩納・瀬良垣での生息環境>
岩礁域、サンゴ礁域など
<観察水深>
-5m~-25m
<観察時期>
1月~8月
<観察ポイント>
オーバーヘッドロック・ミニドリ・クロスラインなど
<私的雑観>
遠めに見ればシャコエビに見えてしまう。撮影時にマクロレンズが無かったのがイタイ。結構観察可能。

オトヒメウミウシ

otohime-umiushi.jpg<恩納・瀬良垣での生息環境>
岩礁域、サンゴ礁など
<観察水深>
-10m~-20m
<観察時期>
ほぼ通年
<観察ポイント>
砂地以外のほぼ全域
<私的雑観>
ウォール壁面で多く観察される。
外套膜を上下に動かす行動は有名。

オハグロツバメガイ

ohaguro-thubamegai.jpg<恩納・瀬良垣での生息環境>
岩礁域、サンゴ礁など
<観察水深>
-2m~-10m
<観察時期>
12月~5月
<観察ポイント>
瀬良垣アウトリーフ・ナカユクイなど
<私的雑観>
個体数は多くは無い。
しかしながら色柄の変異が多く、同定を誤る可能性が高い。
同定の正確さを要求されるウミウシ。

オレンジウミコチョウ

orenji-umikochou.jpg<恩納・瀬良垣での生息環境>
岩礁域、岩盤上など
<観察水深>
-1m~-5m
<観察時期>
3月~6月
<観察ポイント>
瀬良垣アウトリーフなど
<私的雑観>
大発生の年がある。
クロフチウミコチョウと誤同定の危険性がある。

オレンジサメハダウミウシ

orenji-samehada-umiushi.jpg<恩納・瀬良垣での生息環境>
サンゴ礁、遺棄物上など
<観察水深>
-15m~-30m
<観察時期>
3月~7月
<観察ポイント>
瀬良垣タッチュー・カサムトゥ・ナカユクイなど
<私的雑観>
毎年必ず観察できる。
遺棄されたロープや網などに好んでつくようである。

オンナソンウミウシ

onnason-umiushi.jpg<恩納・瀬良垣での生息環境>
岩礁域浅所
<観察水深>
-8m
<観察時期>
8月
<観察ポイント>
ドリホ
<私的雑観>
2007年8月1日の観察以降出会っていない。
恩納村の名を冠するも恩納・瀬良垣では稀種。